北九州市八幡地区は立地的に九州の最北部に位置するため、大陸とも近く古くから大陸文化との交流が盛んな地域でした。1901年、国策によって生まれた官営八幡製鐵所の設置を機に寒村から工業都市へと発展し、門司・鉄鋼・化学窯業などの工場が集積する北九州工業地帯の中心地として栄えました。
1963年には、旧八幡市を始め門司市・小倉市・戸畑市・若松市と共に、世界で初めて五市による対等合併を経て、西日本初の政令指定都市「北九州市」が誕生し、今に至ります。
現在、八幡地区は八幡東区と八幡西区の二つの行政区画に分かれており、今でも日本製鉄や三菱化学、黒崎播磨、安川電機などの工場群が立ち並ぶ工業地帯である反面、新日本三大夜景としても有名な皿倉山があるなど自然豊かな地域でもあります。